2025年度のリフォーム補助金の概要が発表されました。
まずは大まかな表でご紹介。【補助対象】
大まかな所は2024年度とほぼ同じような補助対象になりますね。
大きく違う所をあげると、子育てグリーン住宅支援事業(2024年度の名称は子育てエコホーム支援事業)の①~③のうち最低でも2つのリフォームを実施しないと補助金が貰えない所です。2024年度は1つやれば補助金の申請ができました。
対象となる期限ですが、経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に、リフォーム工事に着手したものに限りますので期限を必ず確認しましょう。
では上記の補助金のうち、現在判明している情報を述べていきます。
【先進的窓リノベ2025事業】
(断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業)■制度の目的
既存住宅の早期の省エネ化を図り、エネルギー費用負担の軽減及び住まいの快適性の向上と、2030年度の家庭部門からのCO2排出量66%削減、「ウェルビーイング/高い生活の質」の実現に貢献するとともに、先進的な断熱窓の導入加速により、価格低減を促進することで関連産業の競争力強化・経済成長を実現し、くらし関連分野のGXを加速させることを目的とする。■補助対象
既存住宅における高い断熱性能を持つ窓(熱貫流率Uw1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)への改修工事
■補助額
工事内容に応じて定額(補助率1/2相当等、上限200万円/戸)■補助単価
■スケジュール
この事業の詳細はこれから公開されていきますので、詳しくは環境省HPをご覧ください。
【子育てグリーン住宅支援事業】
■目的
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた 裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う。
子育て世帯とは、【18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)】のことです。
■補助対象
住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等を行う場合に工事内容に応じた定額を支援
■必須工事:①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
■付帯工事:子育て対応改修、バリアフリー改修等
注意:
必須工事は①~③のうち最低でも2つはやらないと補助金がでません。
必須工事を2つ以上やると、付帯工事の部分も補助金を受けることができるようになります。
※子育て対応改修とは家事の負担を軽減できる設備(食洗やレンジフード、浴室乾燥機、宅配ボックスなど)の導入や防犯、生活騒音の改修工事などです。
具体的な例をあげると、
①開口部の断熱改修【リクシル インプラス(内窓)】
③エコ住宅設備の設置【節湯水栓、節水型トイレ】
付帯工事として【食器洗乾燥機】
などをまとめてやると補助金を多くもらうことができます。
■補助額
Sタイプ :必須工事3種の全てを実施 上限60万円/戸
Aタイプ:必須工事3種のうち、いずれか2種を実施 上限40万円/戸
この事業の詳細はこれから公開されていきますので、詳しくは国土交通省HPをご覧ください。
※国土交通省 子育てグリーン住宅支援事業はこちらをクリック!
【給湯省エネ2025事業】
■補助対象
高効率給湯器や家庭用蓄電池などを導入する際に、一定の金額を補助。
■補助額
ヒートポンプ給湯器(エコキュート) | 10万円/台 |
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ハイブリッド給湯器 | 13万円/台 |
家庭用燃料電池(エネファーム) | 20万円/台 |
この事業の詳細はこれから公開されていきますので、詳しくは経済産業省HPをご覧ください。
【賃貸集合住宅給湯省エネ2025事業】
■補助対象
賃貸集合住宅で省エネ型小型給湯器に取り替えをする際、費用の一部を支援。
■補助額
給湯器の種類 |
補助金額 |
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エコジョーズ/エコフィール |
●追い炊き機能がついていないタイプ 5万円/台 ●追い炊き機能がついているタイプ 7万円/台 |
この事業の詳細はこれから公開されていきますので、詳しくは経済産業省HPをご覧ください。